子供の発熱って苦しそうで
見ているのも辛いですよね。
それだけでなく
熱が上がると痙攣をおこす
高熱で脳がやられる…
なんて聞いてしまったら、
親としてはとにかく心配。
ママがおうちで少しでもおうちで楽にしてあげられることといえば
身体を冷やしてあげること
が思い浮かぶと思いますが…
だけど、こどもを冷やそうとすると
必死で嫌がりませんか?
最近5歳になった長男が、ようやく冷えピタの気持ちよさを覚え、今ではクーリングも自分からしてくれるようになりましたが、
1歳、2歳の2人はまだまだ泣いてにげまわる…
長男も最近まではそうでした。
病院や保育園で、看護師として日々、あの手この手で熱のある子にクーリングを行ってきた私が、ママとしても逃げまわる子供たちに行っている
高熱への対処として、ご家庭で出来る効果的なクーリングについてご紹介します。
Contents
嫌がる子供にクーリングが必要なタイミングはいつ?
子供の平熱は36.5℃~37.5℃
大人よりも平均1℃ほど高く、いつもあたたかくて気持ちが良いですよね
なので、38度くらいなら、元気でいる子が多いですが
- うとうと眠りがち
- 理由がなくてもぐずぐず泣く
- なんだかほっぺが赤い
何よりも、
何となくいつもよりあつい!
なんか違う気がする!
というママの直感が、何よりもサインになることが多いです。
クーリングをするタイミング
ブルブルふるえていたり、悪寒がでていて、寒いと言っている場合には、熱がこれからまだ上がります。そんな時は、冷やすのではなく、本人が楽なように、衣服やかけもので調節してあげましょう。
とはいえ、まだ上手にお話できないが乳児の場合にはわかりづらいですよね?
熱があっても手足が冷たくないか
に注目します。
手足が冷たければ、これから熱が上がっていくサインです。
かけもので温めてあげましょう。
手足が温かくなっていれば、熱があがりきったサインなので
薄着にさせてあげてクーリング開始です。
効果的な発熱時のクーリング方法
よくある冷えピタでおでこを冷やすのは、冷たくて気持ちが良いけれど、実は、効率よく体温を下げるのには、あまり効果はありません。また、すぐにぬるくなってしまいます。
そして、小さい子は、顔だと気になってとってしまう子がほとんどです。
本人が気持ち良いと好む場合には、貼ってあげても良いですが、それ以外は無理に使う必要はありません。
効率よく体温を下げるには、皮膚が薄い部分の、太い血管を冷やすのがポイントです。太い血管は、血流量が多いので、全身にまわるたくさんの血液を冷やすことで、全身の体温がさがります。
- わきの下
- そけい部(あしの付け根)
- 首の血管
この3つが最も効果的です。
クーリングの注意点
大きな血管を冷やすことで、全身をまわる血液が冷え、体温が下がります。手足を触って冷たくなっているようなら、クーリングを中止してください。
また、脇を両方冷やしてしまうと、正確な体温がはかれなくなります。
片方だけ冷やしたり、両脇を冷やした場合には、時間をあけて測定しましょう。
クーリングを嫌がる子供に便利な方法
おとなしくクーリングさせてくれる子よりも、嫌で泣けてしまう子のほうがほとんど…
そんな子たちにも効果的な、成功率の高いクーリング方法はこちらです。
保冷剤を使ってクーリング
ケーキなどについている小さな保冷剤が大活躍するので、すてずにとっておきましょう。
サイズも子どもサイズで使いやすく、冷凍しておいて(でこぼこにならないように注意)
ミニタオルやガーゼハンカチにつつんで冷やしましょう。
寝ている間にオムツの鼠径部にはさんでおくことが多いです。
おしっこで汚れてしまうこともおおいので、ジップロックに入れてからガーゼにくるむのも繰り返し使えてオススメです。
また、そけい部を冷やすには、ガーゼやこどもの靴下などにつつんだ保冷剤を、足の付け根にしのばせて、ゆったりとしたズボンではなく、スパッツのような肌にぴったりと密着したズボンをはかせることで、保冷剤が動かずに固定されるので、気にならない確率が高いです。そけい部は、一番忘れやすい場所ですね。
眠っている間にしのばせることができたら…準備完了ですね♡
子供が気になりにくい脇のクーリング
保冷剤をガーゼでつつみ、ストッキングや、子どものタイツなどで身体にたすきがけに結びつけるる方法がオススメです。
薄手のフェイスタオルやてぬぐいよりも、伸縮性があり動きやすいので、嫌がらずにつけてくれる子が多いです。
保冷剤が固くて嫌がる子には、かたまらない、市販の便利な保冷グッズもあります。
このまま背中に背負うことができるので、こちらもオススメです。
[リュックタイプのクーリンググッズは、かわいらしくて、熱中症対策などにも使えます。
効果的な3つの部分を冷やすのが、どうしても無理な場合には、背中などでも冷やしてあげることで、快適に眠ることが出来るはずです。
抱っこひもを使って眠らせることの多いママには、抱っこひもと背中の間に保冷剤をいれておくのもオススメです。(夏のおでかけにも必須ですね♡)
発熱時のクーリングを嫌がらない工夫で乗り切ろう
少しでも楽にしてあげたいと思っても、嫌がる子供に、無理やりクーリングするのは、看病で疲れたママにとっても辛く、もういいや!となってしまいがちですが、工夫次第で、意外とすんなりクーリングさせてくれることもあります。
熱が下がることで、ゆっくりと眠れたり、少しでも楽になるなら…
ぜひ、できるだけやれることはやってあげて下さいね。
もしもどうしてもクーリングを嫌がってしまうなら、寝ている時にそっと首元を抱っこしながらでも冷やしてあげるだけでも違うかもしれません。
熱が出ると、早くさげなきゃ!と親はあせってしまいがちですが、
熱が出る=体が一生懸命戦っているサイン
衣服やかけものでの調節
クーリングなどの工夫
医師の指示によって、必要時は解熱剤の使用など
少しでも辛さを軽減しながら、熱がさがるのを待ちましょう。
水分補給、睡眠、そしてなにより家族の愛情が大事♡
たくさん抱っこして、ご家族の愛情で、少しでも早くお子さんがよくなりますように…