子供に集中力を付けて欲しい。
親ならそう思ったことは、一度はあるかと思います。
集中力は、はい、今から集中しよう!
といってつくものではありません。
小さな積み重ねが大切ですが、そのまえに、親として、どうやって関わったら良いのかを、知っておくことも必要です。
Contents
子供の集中力の持続時間
まずは、子供の集中力ってどのくらいもつと思いますか?
①年齢+1分
②年齢+5分
③年齢+10分
さて…どれでしょう?
正解は…年齢+1分
(もちろん個人差はあります)
みじかいっ!って思いませんか?
3歳なら4分
4歳なら5分…
ちなみに小学生では
学年+10分ほどが最大で、大人でも平均すると15分ほどなんですよね。
うちの末っ子は2歳ですが、このパズルを1回やれるくらいの集中力ですね。
親としては、いろんな遊びや勉強をやれるかなーって考えていく中で
これをやったら喜ぶかな?
なんて思いながら、ワクワク準備をするので、これって知らないと親が思っていたようにすすまなくてなんだかガッカリしたり
うちのこ大丈夫かなぁ…なんて心配したりしちゃうかも。
子供って、やってたとおもったら
次はこれかとおもったら、また
結局、好きなものや興味のあるものに集中する時間でも、そのくらいの短さなので、興味のないことには、見向きもしてくれないことだって良くありますよね。
今日は興味なくても明日はあったり…
乳幼児期に集中力をやしなうための教育を受けていると良いと言われていますが、
と思いますよね。
してあげたいことはたくさんあっても、
なーんにも、特別なこと、本当はしなくてもいいんです。
子供の集中力を育てる方法
集中している時に存分に集中させてあげること
うちのこ集中力がなくて…
保育園の親御さんでもたくさんいます。しかし、その大半は、集中していることに大人が気づいていないことが原因だったりするんですよね
集中しているこどもの邪魔をしているのは、案外大人だということも…
子供が何かを一生懸命やろうとしている時に
ちがうちがう!こうやってやるんだよ。
あー!そうじゃない!ちょっと貸してみて!
もう一度やってみようと思っている時に
わー!すごい!上手上手!と必要以上に大きなリアクションをする。
心当たりはありませんか?
こんなささいなことですが、子供の集中のじゃまになってしまうという現実が。
子供が集中できる時間は、最初はとっても短くて、少しずつ少しずつ、経験を積み重ねることで時間が長くなっていきます。
そしてそれが、一つのことに取り組む我慢強さにつながっていきます。
だからこそ、その貴重な集中している時間を、危険がない時以外は、大切に大切に、そっと見守ってみて下さい。
こどもたちが集中しているときってどんな時?
こどもたちって、みんな好きなことに集中して遊んでいるんです♡
だけど、それを集中しているって気づかない親御さんがたくさん
ゴミ箱に捨ててあったペットボトルを触っている
なんかキラキラしてる!
なんだこれは?
自分がうつってるのかな?
転がった!楽しい!へんな形だな…
ティッシュを何枚も気づいたら出してしまっていた
やわらかい触感
すぐやぶれる。なんかいっぱい出で来るな。どこまで出てくるんだろう…
おいしそう…食べてみようかな。
ぁ…とけた。甘い?もう一回…
踏み台を持ってきて、高いところのものとろうとする
あそこになんかへんな棒みたいなのがみえるけど、よく見えない。
でもおもしろそう。ちょっと手を伸ばしてみたら届くかな?子供たち、共通するのは、どれも好奇心旺盛で、たくさん考えていて興味津々、熱中して、わくわくしています♡しかし、3つの例でこのあと起こることは…
と、あらわれるパパかママの登場ではないでしょうか?
集中力が途切れないわけはないですよね。
だけど、親にとっては、やめてー!!って思ってしまうような、一見イタズラに見えてしまうものばかりですもんね。
そして、大人は本当は自分の不都合でなんだけど、すぐに取り上げてしまう。
でもね、子供にとってそれは、大事な研究中で、今まさに集中力をつけているってことを知っていたら…
少し様子を観察してみよう♡と思いませんか?
視点をかえてみると、なんだかおもしろくなってきます。
もちろん、忙しい時は、それでも、もー!!!ってなることもありますけどね。
この口、注目~!
夢中になればなるほど口がとんがっております。そして、なんだかすごく静か。静かすぎると、なんかいたずらしてるなーって感覚なんとなくわかりますよね。その時なんです!おもちゃじゃなくてもなんでもいいんです!
一見いたずらにみえてしまうこれも
脳への刺激は大量です!!
こうして、知的好奇心を満たしながらこどもたちは確実に学んで、成長しています。
こどもたちの才能を伸ばして発見することにつながる、集中しているのを見極める親の眼。
尖った唇とともに、ぜひ、ゆっくり観察してみてください。
子供が何かに夢中になっている時に、話しかけていませんか?
盛り上げようとしているとは思うんですが、実はこれも、逆効果なんですよね。
川をじーっとみている子供に、
何?何かいた?魚いるかなぁ?
なんて、話しかけたくなりますよね。
でも、子供は、川が流れていく音を
そっと聞いているのかもしれないし
太陽が反射してキラキラしているのを、じーっと見ているのかもしれないし
ゆらゆら揺れる影を観察しているかもしれない。
大人が当たり前の景色でも、子供にとっては発見の連続で。
子供が何かを発見したとしたら、
子供の方から嬉しそうに話しかけてくるはず。
少しだけ、それを待つ時間を作ってあげてみて下さい。
音楽を聴いているときだって
集中して一生懸命な子供に
「何の歌だろうね?」と話かけたり、突然親が踊りだしたり
絵を夢中で書いている時に
「何の絵を書いてるの?」
「こっちの色使ってみたら?」
なんて話しかけてみたり
知らないうちに、夢中で集中している子供の邪魔をしていることがあるかもしれません。
子供の集中力をつけるには日々の積み重ね
子供が夢中になっている時は
それが、集中力のはじまりです。
集中力は、ある日突然身につくものではなく.
さあ、集中するよ!といってできるものでもなく
夢中になる回数を重ねていって
少しずつ少しずつ身に着けていくものです。
小さな子にできること。
それはそばでそっと見守ること。
子供が夢中になっているときは、話しかけずに、
少しだけ、見守る時間を作ってみると、新しい発見があると思います。