モンテッソーリではじめての赤ちゃん教具
ムナリモビール。
白と黒のコントラスト、そしてガラス玉。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ視力はぼんやり。ゆっくりとゆっくりと、生まれたその日から焦点を合わす練習をしています。
そんな天井を見つめてばかりの新生児期に、赤ちゃんのぼんやりとした視力でも思わず追いかけてしまうのが、このムナリモビール。
自然の空気の力だけで動くこのゆっくりな優しい動きが、赤ちゃんの追視の力を高めてくれます。
対象は新生児から3か月頃まで。
玩具に手がでるようになったら、見るだけのモビールは卒業です。
0歳のモンテッソーリ育児については、こちらの本を参考にしています。
ムナリモビールは、購入することも可能ですが、ほぼ100均のもので作ることができます。
この記事では、100均などの手軽に手に入る材料で、ご家庭で作ることが出来るムナリモビールの作り方を紹介します。
妊娠中に準備しておくと、退院したその日から使えますね。
作り方は動画にもまとめてありますので、動画で見たい方はこちらをご覧ください。
ムナリモビールの材料
材料はDAISOで準備できました。
棒に使う竹ひごは、ホームセンターで200円ほどで購入しました。
・テグス3号(DAISO)
・白いマスキングテープ(DAISO)
・マスキングテープ10個セット(DAISO)
・竹ひご(ホームセンターで200円ほど)
あまった材料は、この後成長に伴って作る予定のモビールにも使える、共通した材料になります。
ムナリモビールの作り方
①型紙を準備する。
ムナリモビールには共通の型紙があります。
私はこの海外のサイトからダウンロードして、家庭でコピー用紙に印刷したものを使いました。
型紙を切って厚紙に貼る
型紙の中の形の違う3つを選んで厚紙に貼ります。
これもDAISOのクラフト紙を使用しましたが、厚紙ならなんでも大丈夫です。
③形に切る
④裏面も同じ形のものを貼る
⑤穴をあける
⑥棒の準備
竹ひごを使います。
42㎝、35㎝、21㎝にはさみで切る。
42㎝の⇒白いマスキングテープを貼る
35㎝⇒黒い油性ペンで塗る
21㎝⇒白いマスキングテープを貼った後に、黒いマスキングテープを貼る
⑦テグスで結んでいく
ガラス玉は、重さもあり危険なので、DAISOのクリアボールを使用しました。クリスマスのオーナメントに使うようなものです。
⑧結んだところをボンドで固定し、乾かしました。
洗濯ピンチにはさんで吊るして乾かしました。
⑨乾いたら不要なテグスは切る
⑩完成です。
ムナリモビールの吊るし方
顔の真上ではなく、30㎝程離れた位置で、胸のあたりにくるように吊るしてあげると、寝ている一から見やすく、じーっと見ています。
万が一落ちてきては、とても危険なので、吊り下げるときには、しっかりと注意が必要ですが、天井につりさげられるフックなどでつるすのもよさそうですね。
我が家は、収納式の室内用の洗濯物干しがあり、そこに設置することができましたが、フックやベビーベッドなど、いろいろと取り付け方を工夫してみてくださいね。
モンテッソーリのモビールを100均の材料で作ってみよう
今回紹介したムナリモビールは、新生児から使える赤ちゃんの一番最初のモビールとして最適ですが、成長にあわせ、モンテッソーリでは4段階のモビールがあります。
- ムナリモビール
- 八面体モビール
- ゴッビモビール
- ダンサーモビール
すべてをそろえる必要はありませんが、赤ちゃんの成長や様子を見ながら、その都度モビールをかえることができると、さらに興味の幅を広げるかもしれません。
100均の材料で簡単にできるので、時間があれば、ぜひ、やってみてくださいね。